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離婚の決着、最後の決め手は金【55話】

更新日:

私は転職のため、妻と住む家を離れる寸前だった。しかし離婚話に決着は着いていない。このままではまずい状況、最後の切り札はやはり金だった…

離婚決戦の年末年始

私は不倫相手の紗衣(さえ)とその子供Aくんと、しんみりとしながらも幸せなクリスマスを楽しんだ。

2泊3日の幸せな時間を過ごし、決戦の地へと戻る。

「奏馬さん…無理しないでね?」

「ありがとう、紗衣もね」

紗衣はすでに離婚話がまとまっており、もうすぐ離婚を控えていた。しかし、最後まで何があるかわからない。

私も紗衣の無事を願っていた。

しかしまずは、自分自身の清算をしっかりしなくてはならない。

今一度整理をすると、私の離婚の経緯はこう。

・私は妻の莉子に不満があったが莉子は直してくれなかった

・私は紗衣との不倫が莉子にバレた

・莉子はやり直したいと言ったが、私が不満に思う点は直してくれなかった

・私から離婚を切り出したが、莉子はすぐに受け入れない

・莉子は、離婚の条件として200万円の金銭を求めてきた

不倫をしてしまったのは私。しかし、私の不満の原因は、莉子の浪費グセ、家事をしないこと、遊び歩くこと。

何度注意しても直してくれなかった状況で、紗衣とメル友として出会ってしまう。

最初は不倫するつもりなどなかったが、私は不倫に走ってしまった。

その後莉子にバレるのだが、莉子の方から「もう1度チャンスがほしい」と願ってきた。

しかしその後も、莉子の行動は変わらなかった。

それがきっかけで、最終的に離婚の話にまでなっている。

妻の本音は金かプライドか

一般的な生活をしている人なら、冬休みで楽しい季節。

私たちは、離婚の最後の話し合いに入っていた。

「俺はもういなくなるから、その前に離婚の話を決めよう」

「…本当にいなくなるんだね。」

莉子は、概ね理解はしているが、まだ完全に受け入れられないという雰囲気。

「こないだ言ってた200万円の件だけどさ…」

そう私が切り出すと、莉子が遮るように言ってきた。

「お金がほしいわけじゃない。でも、私はしたくない離婚をしなきゃいけないの。だからお金くらい残していってほしい」

この言葉は前にも聞いた気がしたが…本音なのか、本当にお金が欲しいのか、私にはよくわからなかった。

「…冷静に整理したんだけど、基本的に離婚するときは夫婦の財産は半分なんだよ。しかも、莉子は俺以上に浪費してきたでしょ?その分を考えたら、半分でも莉子にとっては十分すぎるほどだと思う。ここにある家財は、好きなもの残していくから。お金のやりとりは抜きにしない?」

私たちは、どちらかがお金の管理をすることもなかった。そのため、それぞれの貯金がそれぞれの口座に入っている。

しかし、家賃や光熱費は私の口座から払っていた。私は金銭的に莉子に有利な提案をしたのだ。

「…それじゃ足りない」

「莉子が駅近に住みたいって言うから、10万円の家賃を俺の口座から払ってるんだよ?光熱費も俺が払ってる。莉子にかなり有利なんだけど、ダメなの?あなただって年収500万円はあるでしょ?」

「外食の費用は私が払うこともあるじゃん」

「一部でしょ?だいたい俺が払ってるよね?」

「私は小さな幸せがたくさんないとダメなの。飲み会だって行きたいし、イタリアンだって行きたいし、バッグとか服とかたくさんほしいの。奏馬と離婚したらみじめなんだから、お金くらいは残していってほしい」

そんな問答を2時間くらい続けていたような気がする…私は新たなカードを切った。

「…これ以上、200万と言い続けるなら、法的措置も辞さないよ」

「はぁ?不倫したのはそっちでしょ?法的措置ってどういうこと?」

「確かに不倫した。でも原因は莉子なんだよ。それに不倫の証拠は抑えてる?証拠がないなら、1回くらいの不倫では慰謝料もとれないよ?でもお金にこだわり続けるなら、離婚調停に持ち込むしかないよね」

私自身、とんでもないことを言っているような気はしていた。不倫しておきながら、強気な姿勢を崩さなかった。中途半端が一番悪いと思っていたからだ。

「…」

莉子はここまで言われるのを想定していなかったのか、だまりこんでしまった。どのくらいだろうか。何時間もそのまま対峙したような気分だった。

離婚の苦しみから早く抜け出したかった

莉子が黙り続けている。このままでは終わらない。

私は、用意しておいたもう1枚のカードを切った。

「200万円なんて出せない。俺は家財も1から用意しなきゃならないし。50万円くらいが限界だよ。」

「…そんなんじゃ足りない」

長い間沈黙だった莉子が、お金の提案には即答した。

「…このアパートは1人暮らしには広いだろ。莉子が引っ越すまでの家賃も払うから、50万円でなんとかお願いします。」

私は、恥も捨てて土下座をした。

「ちょっと、やめてよ!」

土下座をする夫を見て、莉子も動揺したようだった。200万円はつらいが、私はとにかく終わらせたかった。

「そんなに、嫌なんだね…」

莉子はそう呟くと、またしばらく黙り込んだ。

しばらくすると莉子は、テーブルの上の離婚協議書に向かった。

ついに離婚協議書に署名したのです。その後、離婚届にも。

「家賃と50万円の話、追加しておいてね…」

離婚を受け入れた妻に、私がつい返した言葉は、

「ありがとう」

だった。

離婚したら終わりではない。傷は簡単に癒えない

「両親に証人欄記入してもらったら、新しい住所に着払いで送るか、莉子が届け出しに行ってよ」

「私が出しにいくよ」

本当に辛かった。犯罪を犯したわけでもない莉子を追い詰めるのも、自分を正当化しながら突き進むことも。

離婚の話を切り出してから、半年足らず。それでも短い方かもしれない。

離婚をするということは、そこで終わりじゃない。これからしばらく、傷は残るだろう。

周囲の環境も変わらざるを得ない。私の場合は本当に人生の再スタートというくらい、いろいろな物や人間関係を捨てることになった。

離婚がどうこうというより、私は自分がした結婚の決断を呪った。

もっと未来を考えていれば。具体的に将来を話し合っていれば。

この失敗をバネに、次の人生を生きていかなくてはならない。

多くのものを捨て、大きなものを得て、私たちは離婚しました。
 

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