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離婚話はもつれ、時間ばかりが経過していく【54話】

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私は離婚話を進めようとしたが、妻の金銭要求により話はもつれていった。不倫したのだから、慰謝料を請求されたっておかしくはない。でもお金は必要…人間の欲は恐ろしい。

離婚しないまま、別居の時期が近づく

私は転職活動をし、めでたく転職先が決まりました。

転職活動をしたのには、3つ理由があります。

1つは単純に別の仕事がしてみたかったこと、2つ目は妻の莉子と同じ職場で居づらくなったこと、3つ目は不倫相手の紗衣と新たな生活を始めたかったこと。

転職先が決まったことは「人生の再スタート」の居場所ができたということ。

しかし、このときはまだ最初の結婚が終わっていなかったのです。

妻の莉子は離婚を法廷に持ち込もうとはしませんでしたが、金銭を要求してきました。

不倫した分際で言うのもなんですが、莉子はこれまで交際費、美容代、衣類代などで結構なお金を消費してきています。

結婚当初からそうでした。私は堅実に数百万円貯めていたのが、莉子は無一文。結婚式の費用や家賃だって私のお金で払っていたのです。

莉子には必要以上にお金は渡したくありませんでした。

しかし莉子は「みじめな思いをするんだから200万円よこせ」と言っています。

離婚話はまとまらないまま、時間だけが過ぎていきました…

再スタートの拠点探しに

離婚話は進まなくても、転職先が決まった以上こちらは進めなくてはなりません。

上司に報告し、驚かれました。引き止めてもらえましたことは嬉しかった。職場の人は嫌いじゃなかったので、寂しい思いもあります。

離婚がなければ、転職もなかったかもしれない。そう思うと、自分のとった“最初の結婚”という選択を後悔して止みません。

それでも、前を見なければなりません。私は有休を使い、新居探しに出かけました。

「ごめんね、正直お金に余裕はなくなるから、あまりいい部屋は借りれないけど」

「2DKに3人で住んでましたから。それ以上の広さがあればいいです」

紗衣とはすっかり、一緒に住む前提の話をしていました。子供がいるので最低限2DK以上にはしたい、というのが賃貸を探す1つの条件。

そう、紗衣と一緒に住むということは、紗衣の子供であるAくんと一緒に住むということ。

子育てをしたことがない私には想像が難しい環境でした。精一杯の想像力を働かせ、1人で賃貸探し。

「私も一緒に探しにいければいいんだけど」

紗衣はそう言っていましたが、子育てや時間の都合でなかなか一緒には出かけられません。

賃貸の写真をたくさん撮って、紗衣と写真を共有しました。

丸一日使い、紗衣と住むかもしれない賃貸を決めました。心は少し浮かれながら、離婚の話をどう決着を着けようか、また悩みます。

悩みすぎると「なんで安易に結婚してしまったんだ」という感情になってしまい、自己嫌悪に陥る。

前を向くために、必死でした。

現実逃避のクリスマス

時間は流れ、クリスマスの季節に。退職前に有休を消化したい私は、クリスマス前後を休みにして長大型連休にしました。

そして、クリスマスは紗衣と一緒に過ごせることになったのです。

「初めて一緒に過ごすクリスマスだね♪」

私たちはビジネスホテルを予約し、そこでクリスマスを過ごすことに。

離婚でお金がなくなるかもしれないので、あまり贅沢はできませんでした。

今は、贅沢じゃなくていい。ただ、一緒に居られれば。

ビジネスホテルから徒歩でスーパーマーケットへ行き、チキン、サラダ、ピザなどを購入。

しんみりと、でも幸せなクリスマス。

「私はこれでも充分楽しいですよ♪」

そうやって微笑む紗衣は、天使のようでした。

いつか、暖かいお家でクリスマスツリーを囲みながら過ごせたら…

そんなことを想像しながらも、ビジネスホテルの小さな部屋で、紗衣と、子供のAくんとチキンを頬張るのでした。

互いの現状報告。不倫相手は離婚が成立しそうだ

紗衣と話しをしているなかで、紗衣の旦那が離婚を泣く泣く受け入れたことを知りました。

「何度も”やり直したい”って言われました。でも、私はもう無理って言い続けたんです。自分の悪い部分も未だによくわかってないみたいだし」

「そっか、頑張ったね。とにかくお疲れ様」

言葉では言い表せないほど、いろんなやりとりがあったことでしょう。私はとにかく紗衣をねぎらいました。

「でもね、やっぱり離婚してからもAくんとの面会はしなきゃならないの…だからね、もし奏馬さんと暮らすことになっても、しばらくは月1で面会させなきゃいけない…それがほんと嫌」

「…それは仕方ないね。でも、再婚したら面会しなくていいんでしょ?」

紗衣は、離婚協議書の中で「再婚したら面会はしなくなる」という約束を交わしていたのです。

一緒に住むということは、Aくんは私の子供になるということ。それなのに、違う”パパ”に会わせなきゃいけないのは辛いと思っていた。

当時の日本の法律では、離婚後半年経たないと再婚はできないことになっていた。つまり、半年間は月に1回、元旦那とAくんは面会する権利がある。

私たちも、同棲はできても半年間は再婚ができない。

これは、子連れ再婚で受け入れなくてはならない試練だった。

ともあれ、紗衣はなんとか離婚が成立しそうだ。

私は、金銭面でもめていることを紗衣に話した。

「…やっぱりまだ、離婚から逃避しているし、お金にもうるさいんですね」

「ごめんね、もっと早く終わらせたいんだけど…そもそも俺が不倫ばれちゃったからいけないんだよね」

不倫がバレたから、慰謝料のような金銭を要求されているのは事実。今後の生活を考えてできるだけお金は残しておきたいけど、離婚協議が長引くのも困る…

「お金も大事だけど…でも転職しちゃってからだと何かと大変ですよね?早く終わるといいんだけど…」

紗衣はいつも、全体を俯瞰して考えてくれる。そんなとこも素敵だった。

とにかく私は、ちょうどいい”落とし所”を探らなければならなかった。
 

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