出会い、W不倫、離婚、そして再婚をし、幸せを掴んだ男のブログ

不倫ブログ

ついに離婚を切り出す夫。妻を許さない…【36話】

更新日:

夫の私が前から指摘していた嫌な部分を、妻は直してくれませんでした。もう愛想をつかした私は、妻に離婚を突きつけるのでした。

愛が憎しみに変わったとき

人妻と不倫をしたのは夫の私。不倫が妻に見つかったのも私。

私はその不倫の原因を「妻への不満」だと、妻の莉子へ伝えていました。

妻の莉子はその不満を解消することで「もう1度やり直したい。チャンスをくれ」と私に言いました。

私の妻に対する不満とは、妻が家事をしないこと、妻が遊び歩くことが多いこと、金銭感覚のズレが主なもの。

…しかし、不倫がバレて1ヶ月が経っても、その不満は解消されません。

家事は相変わらず私の比率が高い、家政婦状態でした。

相変わらず飲み会にも行くし、友達と遊びに行っては帰りが遅くなる。

その頃は高級ブランドバッグさえ買わなかったが、飲み代やら遊び代は少なくありませんでした。

ここまでくると私も、

(この人の私への愛は、うわべだけのものだ)

そう感じてしまいました。

私は不倫で散々莉子をだましてきましたが、私も騙されたような気持ちになっていたのです。

約束を破って帰宅した妻

その日は土曜日でした。明確な約束はしていません。

でも「チャンスをください」と言ったなら、週末の夕飯くらいは作ってくれるものと思っていました。

それなのに妻は「19時には帰る」と言いながら19時半に帰ってくるし、夕飯は作ってほしいと言う始末。

帰宅した妻に、私は激怒しました。

「チャンスをくださいって、やっぱり嘘だったんだね。もう治す気ないよね?」

激怒する私に、妻は

「ごめん!…でも私だって悩んでるの!そもそも不倫したのはそっちでしょ!友達にその悩み話してたら遅くなったの!」

という弁解。

不倫のことをあまり周りに漏らしていないと思っていた妻も、耐えきれず友達に相談していた。

普通ならば、不倫がバレた私の方が下手に出るのかもしれない。

でも私はそれ以上に、今まで散々訴えてきた不満を直そうとしてくれない妻に、腹が立った。

開き直る夫

夫が不倫したから、自分はすぐに立ち直れない。悪いところを直すと言ったけど、すぐには直せない。

そういうニュアンスで怒ってきた妻の莉子に対し、私もさらに反撃した。

「そもそも不倫したのは誰のせい?俺がずっと言ってきた不満を直さなかった莉子に原因はないの!?」

「悪いところはあったと思う…でも不倫する方がひどいよ!」

世の中的には、不倫の方が悪だと思う。しかし不倫した自分から言わせてもらうと、不倫される方にも問題はある。

ここまで来たら、私は覚悟を決めていた。もう、後には戻れない。

「俺がどれだけ嫌な思いしてきたか、わかってる?」

「それは、本当に申し訳ないと思ってるよ…でも、家族のことは仕方なくない!?」

「家族のことだけじゃないよ」

簡単に言うと莉子の家族とウマが合わなかった。莉子の家族と会うとき、私は孤独だった。

「それに“仕方ない”じゃなくて、妻なんだからフォローしてよ。俺は自分の実家に帰ったとき、莉子をフォローしてたよ?」

「…ごめんね」

莉子も、自分の家族と私が合っていないのはわかっていた。ただ、相手の家族とウマが合わないなんてのは良く聞く話。

私は、そんなときフォローしてくれなかった妻の方が嫌だった。

辛い離婚話の始まり

 

「もう、莉子との将来は考えられないよ…」

「待って…待って!私直すから!私にも気持ち整理する時間が少しほしい!」

莉子は、頑なに離婚を避けたいようでした。

無理もありません。私は莉子にとって「自慢の夫」だったそうですから…

「ごめん……離婚してほしい」

「なんで!…そうなるの…?……結局不倫相手のところに行くの!?」

「そうじゃないよ!」

私は否定した。内心は紗衣と一緒になりたいのに。ここで「はい、そうです」なんて言えない。

ただ紗衣のこと以前に、私の不満を直してくれなかった莉子は許せなかった。

「もう、無理だよ。人間、そう簡単に変わらないってわかったし…」

「嫌だよ!私は奏馬との未来しか考えられないよ!今は仕事してるから甘えちゃうこともあるけど、子供できたら変わるし!」

「今変われないなら、子供できても無理だよっ!」

離婚したい夫と、離婚したくない妻。

磁石は向きが合えばしっかりとくっつくが、片方でも向きが変わると離れるしかない。

もう夫の私の歩く方向が、莉子と正反対を向いていた。

お互い立ったまま、長い沈黙がありました…

(次、莉子はどんな言葉を言うのだろう…)

私が気にしていたのは、莉子の切り返しに対しどう返すか。

こんなの、夫婦の会話じゃない…

終わりはいつだって理由がある

私は昔、付き合っていた彼女に電話で別れを告げた。

そのとき彼女は、電話の向こうですすり泣きながら、なぜか悲しげなオルゴールを掛けた。

可愛そうな演出をして同情を買う作戦だったのか、真意はわからない。

私にはそんな演出は効かず、そのまま電話を切った。

しかし今目の前にいる妻は、微動だにしない。立ったまま、泣きもせず、どんよりとした表情でずっと何かを考えているように見えた。

そのまま、長い時間が立ちました。

面倒になってきたのと、今すぐに結論が出ないと悟ったため、私からこう切り出した。

「…とにかく、もう気持ちは変わらない。今日はもう休もう」

そう言って、立ちすくむ妻を置いて私は寝る準備を始めたのです。

長期戦も、覚悟の上でした。

恋の始まりには特別な理由がないときもある。でも終わりには、必ず理由がある。

私たちの結婚が終わる理由は、いくつかの理由が絡み合っていました。

ただ、紗衣という人妻の存在が1番大きかったことは間違いありません。

 

前の話を読む / 次の話を読む

1話から読む

 

ランキング参加中。ボタンをクリックして応援していただけると励みになります!


不倫・婚外恋愛ランキング

にほんブログ村 恋愛ブログ 不倫・婚外恋愛(ノンアダルト)へ
にほんブログ村

-不倫ブログ

Copyright© , 2018 All Rights Reserved.